みえるもの

基本的に、私は哲学人間なので考える事が大好きです
自分の頭をフル回転させて、常にどうでもいい事を考えています
これが結構楽しい
云っておくが、妄想じゃあないぞー
例えばそうだね・・・物事の見方について

一方向からだけ見ていても
その物事に対して正確性を得る事は出来ないですよね
けど、実際多方向から物事を見られる人はそう居ません
客観的に
なんて云うけど、客観性ってなんでしょう？
言っておきますが
別に『意味』を問うている訳ではありません
意味くらい、辞書を引けば分りますからね
意味以上に言葉が持つモノを考えるのです

所詮当事者は
当事者の考え方と見方しか出来ない、と私は思う
客観的に判断する為には
他人から話を聞く以外手はない
だって、当事者に近しい者であれば、近いだけに情が入る
情と云うのは、相手を自分の心に入れると云う事だと思うので
例えどれだけ客観的に見ようと思っても
情を全て消す事なんてまず無理
その時点で、客観性はなくなるのではないだろうか
しかし、全く赤の他人だったら
物事について判断する為に情報が必要だろう
そうなると、情報を誰かに与えてもらわなければならない
誰か
物事の当事者か
それともその周りの人間か
どちらにしても、情報と云うのは人に渡った時点で
正確性を失う物である
ならば、正反対の意見を両方聞けばいい
と、思うかも知れないが
「この人は、とても良い人よ。だけど、お酒を飲むと荒れるの」
「この人は、お酒を飲むと荒れるのよ。だけど、とても良い人なの」
云ってる事は同じだけど、どちらが良い人そうに聞こえるだろうか
なんとなく、先に「良い人」だと云った方が、良い人そうな気がしないか？
これは人間の心理的に…なんて名前だったっけか
忘れたけど、何か名前がついてた筈
ちゃんと立証されているのだよ
要するに、先に与えられた情報寄りになる可能性が高い
と云いたい訳だ
当事者よりか、客観性は上がるだろう
それでも、完全に客観的視点でなんてありえない
おまけに、本当に赤の他人だと
客観性は激しく上がるが
与えられた情報自体に興味を持てない訳だから
自分の考えで正しいか間違ってるかを決めてしまい
結局の処、意味がなくなったりする
実際、赤の他人に唐突に情報を突き付けて
「貴方の意見は？」
って聞く訳にもいかないしね

だから法律って物があるし
裁判と云う物事判定の場には、弁護士と検事
中立にある、裁判官がいる訳ですな
日本では私刑が認められていないし
自分の正義で他人を裁くなんて出来ない

それは、単なるエゴイズムなんですよ

じゃあ自分はどうなのか。って処だが
勿論、私も客観性を持てないただの凡人です
しかも私は、心に棚があります。10個程（笑）
それ故に、一方向から見る事しか出来てないと思う
なるべく多方向を見る様に努力はしてますけどね
けど、それで良いと思う事もあれば
それじゃあ駄目だなーと思う事もあります
そんな時、無意味に語りたくなります
今日みたいに（笑）

私の視点が、客観性を帯びていれば
君を傷つけずに済んだかも知れない
そう思うと、私も当事者なんだと思います
反省